2014年6月22日日曜日

さあ、ジャガイモの次は…?

















ジャガイモの収穫が終わったので、その土をまた別の作物に使うために土づくりをしました。ふるいにかけて根っこや小石、虫を取り除き、広げて干すという作業から。ぜんぶ収穫したつもりでしたが、小さいのがゴロゴロ出てきました。この小さいの、そのまま煮てもおいしんですよ。こんな感じで。






















虫もいっぱいいました。ほとんどがカナブンですね。幼虫、さなぎ、成虫も土の中にいました。虫はバケツに入れて置いておくと、鳥が食べてくれます。合掌。

作業はひとりだけだったので、結局土づくりだけで終わってしまいました。他の作物は見回るだけだったのですが、どれもすくすく伸びています。夏が楽しみになってきますね。















































































たくさんの野菜たちが待っています。四日野小の近所で農業やガーデニングに興味があるという方、いっしょに土いじりしませんか。



2014年6月14日土曜日

ありがとう、梅雨!

貴重な梅雨の晴れ間での作業でした。

四日野ガーデンの野菜たちは、
雨の恵みを受けてすくすくと育っています。
実をつけはじめた植物たちを見ていると、
雨降りのことを「天気が悪い」
なんて言えなくなっちゃいます。







































作業は、
トマトやナスの芽かき、
ゴーヤやキュウリ、モロッコインゲンが
伸びるための網張り、
カボチャの藁しき、
トウモロコシの間引き、
ジャガイモの収穫など。



































ジャガイモは上のほうは
土から出る実が多くて失敗したかなあと
思っていたのですが、
掘ってみるとおいしそうな実がゴロゴロ。
大収穫となりました。




















茨城の飼料米田植え体験でもらった
飼料米の稲をバケツに入れておいたら、
こちらもすくすく育っていました。
















どの作物も、
苗のときは頼りなくて心配だったのですが、
元気に育っている姿を見ると、
植物ってすごいなあと思いますね。

野菜も大きくなっていましたが、
雑草もどんどん生えてきていました。
これから、草取りも大変になりそうです。
もっといしょに農してくれる仲間がほしいところです。

2014年6月7日土曜日

夏野菜を学ぶ!大江戸野菜研究会の方にご指導いただきました


梅雨に入る前の5月末、
大江戸野菜研究会の阿部さんに来ていただき、
夏野菜を育てる上でのアドバイスをいただきました。


●ジャガイモ



葉が黄色くなってくる6月中旬ごろ、
晴れている日に収穫する。

太陽に当たるとソラニンという物質ができて
緑になってしまう。その部分は食べてはいけない。

上手に育てるコツは、
苗を植える段階で茎に土寄せし、追肥をすること。
土寄せをする必要があるから畝の上ではなく、
平らなところに10~15センチ土を掘って植える。
畝に植えてしまうと、土を寄せていくことができない。
苗を植えて、少し土、肥料の油かすや腐葉土を
少し、そしてまた土、という感じで育てていく。

芽が伸びてきたら育ちそうな茎をを2本くらい選ぶ。
屋上は風が強いので、風で虫を飛ばせるよう
風の通り道をうまくつくってあげるといい。
アブラムシは水をジャーッと流して除けばいい。

秋にジャガイモに再挑戦するなら、
アンデスレッドという品種がおすすめ。
ただし、同じところに連続して同じ科のものを
植えるのはよくない。


●トウモロコシ







































トウモロコシとズッキーニは受粉させなけれはいけない。
いちばん簡単なのはてっぺんから
出てくる雄花を切って雌花につける方法。


●トマト





















トマトは水はそれほどいらない。
コンパニオンプランツは根っこ同士が
絡むように近くに植えてやる。
根っこ同士が絡み合って病気を防いでくれるから。

芽かきをするときは、本線を見極めることが大切。
いちばん花が出てくるのが本線。
いちばん花ができたら、トマトトーンという
ホルモン剤をつけるなどして、いちど実をつけさせる。
それで、実をつけることを覚えさせる。
ただし、そうして背が低いうちにつける実は
育ちに限界があるので、できたらすぐに捨てる。
当面は、実をつけることよりも伸びることに専念させるため。

芽かきは晴れたときにする方がいい。
その方が切り口がすぐに乾くから。

支柱をつくって支える必要があるが、
ある程度動けるよう、ふたつの輪っかをつくって
ゆるく固定する。
















芽かきで抜いた茎は、
土に差すと伸びることがある。
穴を掘って水をたっぷりやり、
差してみる。


●ナス
















こちらも芽かきが重要。
本線とサブの2本線を育ていくが、
予備でいくつか残しておくことも必要。
本線とサブを伸ばすために、支柱は今回X字型に。


●スイカ





















いまは浅く植わっている。
葉が7枚くらいでてきたら親づる、そして子づるができる。
実は子づるからできる。親づるはこの場合は三本まで。

苗が直接土に触れないよう、
わらで座敷をつくってやる。
カボチャも同様に座敷をつくる。
実ができはじめたら追肥をする。


●梅雨の時期に注意すること

梅雨に入ると虫が出やすくなる。
間隔をあけて風通しをよくすること。

夏に向けて大事になってくるのは追肥。
有機肥料の場合は、微生物が分解してから
栄養になるまで3週間くらいかかる。


●液肥のつくりかた

ペットボトルを用意して、
その容量の10分の1くらいの油かすを入れる。
そして水をいっぱいに入れる。
そして3週間そのままにしておく。
ガスが発生するのでフタはゆるくしておく。
上澄みの液を5倍に薄めて使う。

根っこは葉っぱの広がっている範囲くらいまで
伸びているので、葉っぱの先の下あたりの土に
かけるのがいい。


というわけで、
たくさんの学びがあった半日。
それぞれの作物で、それぞれのタイミングで
必要な作業があるので、これからも実践しながら
おいしい野菜のために学びを深めていきたいと思います。