2017年12月10日日曜日

心の雑草、いっぱい抜いた

そういえばもう12月に入ってるんだよね、急いで冷やさなきゃ、という感じでしょうか。急に冷え込み、冬らしい天気になってきました。それでも屋上菜園は日が照っているうちはあたたかいものです。体を動かしているとポカポカしてきて寒さは感じません。



冬の野菜たちは、葉物は風や鳥にやられぎみですが、ソラマメ、ジャガイモは元気です。玉ねぎは、まだ弱々しいですね。寒くなってくると雑草も弱々しくなってくるので、ハーブ園を整えるチャンスです。今年は早くから雑草が生えていた一帯にハーブを植えてきたのですが、いまのうちにハーブ以外の草をせっせと刈ったり抜いたりしようと思っています。



この草取り、地味ですが、やりはじめると夢中になるんです。前に屋上菜園を訪れたJVEC(ジャパン・ベジタブル・コミュニティ)の方がおっしゃっていました。「黙々と土に向かい、雑草を抜いていると、心の雑草を抜いているような気持ちになる」と。腰は疲れるのですが、心にとっては癒しになっているんですね。


ありがたや、ありがたや、と、これからも雑草を抜こうと思っています。

☆育成中の作物(菜園ナビ)

2017年11月26日日曜日

少しの豆が残してくれた、ゆたかな土と、つづく命

ご報告がずいぶんと遅くなってしまいましたが、115日に秋の苗植えをしました。この秋に植えたのは、ソラマメとタマネギの苗、ジャガイモの種芋、カブとホウレンソウの種です。欲張らず、丁寧に育てようと厳選した作物たちです。



ソラマメは元気いっぱい。心配しなくてもよさそうです。タマネギは毎年のことですが、植えてしばらくは弱々しいですね。ジャガイモもぼちぼち順調です。ほったらかしにしていたプランターに生えた雑草の中に、ジャガイモらしき草があったので掘ってみると、やはりジャガイモでした。そいつらもプランターに植え替え、これから大事に育てていこうということに。



種で植えたものたちは厳しいですね。カブもホウレンソウも芽は小さく、ホウレンソウは風で網が飛んでしまったところは鳥さんにまんまとつままれてしあいました。



夏に植えた大豆と小豆がまだ残っていたので、残りの豆を収穫し、枯れた枝を抜きました。この大豆と小豆は在来種なので、ちゃんと保存して来年も植えようと思います。

ところでいま日本では、米・麦・大豆といった主要農産物を安定的に供給するために国や都道府県が生産・普及の責任を持つとした「種子法」が廃止されようとしています。

種子法が廃止されることで国や都道府県が種子生産の責任を持たないようになると、種子の供給を民間に委ねる流れが進むとされています。そうなると、効率化のために特定の種の種が大量生産されるようになり、種の多様性が失われるおそれがあります。病害虫や気候変動で特定の品種がやられれば、その被害は大きくなるでしょう。また、大量生産できる種子を握るタオ国籍企業の影響が大きくなれば、地域に根ざした豊かな農業の文化が失われていくかもしれません。

そして、種子の価格が値上がりするかもしれません。民間の種子の価格は各都道府県で推奨されてきた品種と比べ、5〜10倍高いとされています。種子の値段が高くなれば、農業をあきらめる人も増えてくるでしょう。種子法の問題については、こちらの「日本の種子を守る会」のホームページに詳しいので、ぜひ見てみてください。

さて、脱線してしまいましたが、大豆を抜いたあとの土からは、元気なミミズたちがうにょうにょ出てきました。大豆をつくると、土がよくなるのでしょうか。ミミズいっぱいの土で、これから何を育てようかとワクワクしてしまいます。



メンバーがゲリラ的に植えた木から、かわいい花が咲いています。冬に向かうこれからの季節にこんなかわいい花が拝めるのはうれしいですね。屋上菜園に足を運ぶモチベーションが上がります。これからますます寒くなりますが、めげずに作物の育ちを支えたいと思います。



育成中の作物(菜園ナビ)

次回以降の作業
・作物の手入れ(本を参考に)
・大豆と小豆を抜いたあとの土づくり

・ハーブ園の草とり

2017年10月1日日曜日

土からオバケが次々と…

サツマイモを先週、試しに掘ってみたところ、思いがけず巨大になっていました。収穫は1022日に予定していたのですが、慌てて収穫することに。ふだんの作業では人はまばらなのですが、収穫となると大賑わい。子どもたちもたくさん屋上菜園に来てくれました。

エイヤー!オンドリャー!と大人も子どもも力を合わせて土を掘ったら、出てくるわ出てくるわ。オバケのように太ったサツマイモたちがゴロゴロと。これ、おいしのだろうか。不安に思いながらも、大きく実った充実感いっぱいです。



芋を掘り出したあとはツルを捨てたり、根っこをとったりと面倒な作業が残るのですが、そのときには子どもたちはすでに飽きておりました(笑)。畑なんかに目もくれず、そこらじゅうを走り回っていました。でもまあ、がんばってくれたよね、みんな。



勢いで残っていたタカキビとポップコーン、ナスにトマトも抜いてしまい、残る作物は在来種の大豆と白小豆に。大豆は先週ごっそり抜いて、太りそうな実がついている苗だけを残しました。風通しがよくなるとカメムシも飛んで行ってくれるだろう。そんな期待もあったのですが、奴らは今週もビッシリ。臭く、しつこく、たくましい連中です…。



白小豆は小さなさやをいくつもつけているのですが、穴が空いているものもちらほらと。虫が食っているのでしょうか。貴重な在来種。なんとか丈夫に実をつけてほしいものです。



夏に育てた野菜たちを抜いてしまったぶん、これから何を植えようか。熱いうちにミーティングをしていなかったせいで、秋の苗植えの計画がちゃんとできていません。これからの楽しみのために、何か植えないと…。さあ、いまから間に合って、育てやすい野菜って、なんなのでしょうね。

育成中の作物(菜園ナビ)

次回の予定
・ハーブ園の草刈り

・土の整備

2017年9月24日日曜日

カメムシまみれの枝豆収穫

ぼちぼちお店に、秋の味覚が並ぶようになってきましたね。四日野小ガーデンも天候不順の夏を乗り越えた野菜たちの収穫の時期です。

在来種の大豆は苗が密集して葉っぱも茂りまくり。風通しが悪かったせいか、カメムシの巣のようになっています。剪定もしなかったので、実も小さいです。間引きと剪定をまめにやっておくべきでした。実が小さい枝豆の段階ですが、発育のいい苗を残してばっさり刈りました。小さい実なのであまり期待はしていなかったのですが、塩茹でしてみるとコクがあっておいしかったです。残した大豆はしっかり育ってほしいなあ。




在来種の白小豆。こちらもほったらかしだったのですが、きれいなさやをつけてくれています。



在来種のタカキビは、ぼちぼち収穫かと思っていたら、いいタイミングで鳥の餌になったようです。あたりに食い散らかしたあとが…。雑穀は鳥の大好物ですからね。網を張っておくべきでした。



在来種のゴマは今年も順調です。枯れて房がはじけたものから収穫していっています。



そしてサツマイモ。1022日に収穫する予定なのでちょっと掘ってみると、ぶっといのができています。1ヶ月と待たず、もう収穫したほうがよさそうです。



秋からの苗植えはのんびりしていたせいで、植えられるものがあまりなさそうです。ちょっと余裕があるぶん、みんなでもうちょっと野菜づくりのことを勉強したいですね。

育成中の作物(菜園ナビ)

来週の作業
・ナス、ゴーヤ、トマトの苗を片付け、土を耕す
・枯れたゴマは収穫する
・ハーブ園の草とり

・サツマイモの収穫(メンバーに確認)