2017年3月26日日曜日

在来種のわらしべ長者

小学校の屋上にある菜園、四日野小ガーデンはお日さまに近いので季節をちょっと先取りするような感覚になります。いまの季節は素朴な可愛さの花があちこちに。雑草も野菜も、控えめにニッコリするような花を咲かせています。



秋に株分けしたイチゴだって花盛り。とても可愛らしいのですが、野菜づくりの本を読むと、最初の花は半分ぐらい切ったほうがよいと書いてあります。ごめんなさいしながら、少しずつ、花を落としていきます。おいしい実をつくるための肥やしになってね。



作業の後、メンバーの二人は、毎年収穫できる在来種の黒ゴマをもって渋谷へ。デイライトキッチンでランチをしたあと、お店の「種のエクスチェンジ」コーナーで黒ゴマを在来種のラディッシュの種と交換。そのあと青山でやっていたファーマーズマーケットでの種シェアで、残った黒ゴマをお茶、たかきび、白小豆の種と交換したそうです。



いまは農業ではほとんどが企業から買うF1種類の種が使われていますが、作物を育てる人の手でいのちをつないでいくために、在来種の種を守っていきたいものですね。四日野小ガーデンでも、少しずつ在来種の作物を増やしていきたいと思います。

いま育てている作物(菜園ナビ)