ご報告がずいぶんと遅くなってしまいましたが、11月5日に秋の苗植えをしました。この秋に植えたのは、ソラマメとタマネギの苗、ジャガイモの種芋、カブとホウレンソウの種です。欲張らず、丁寧に育てようと厳選した作物たちです。
ソラマメは元気いっぱい。心配しなくてもよさそうです。タマネギは毎年のことですが、植えてしばらくは弱々しいですね。ジャガイモもぼちぼち順調です。ほったらかしにしていたプランターに生えた雑草の中に、ジャガイモらしき草があったので掘ってみると、やはりジャガイモでした。そいつらもプランターに植え替え、これから大事に育てていこうということに。
種で植えたものたちは厳しいですね。カブもホウレンソウも芽は小さく、ホウレンソウは風で網が飛んでしまったところは鳥さんにまんまとつままれてしあいました。
夏に植えた大豆と小豆がまだ残っていたので、残りの豆を収穫し、枯れた枝を抜きました。この大豆と小豆は在来種なので、ちゃんと保存して来年も植えようと思います。
ところでいま日本では、米・麦・大豆といった主要農産物を安定的に供給するために国や都道府県が生産・普及の責任を持つとした「種子法」が廃止されようとしています。
種子法が廃止されることで国や都道府県が種子生産の責任を持たないようになると、種子の供給を民間に委ねる流れが進むとされています。そうなると、効率化のために特定の種の種が大量生産されるようになり、種の多様性が失われるおそれがあります。病害虫や気候変動で特定の品種がやられれば、その被害は大きくなるでしょう。また、大量生産できる種子を握るタオ国籍企業の影響が大きくなれば、地域に根ざした豊かな農業の文化が失われていくかもしれません。
そして、種子の価格が値上がりするかもしれません。民間の種子の価格は各都道府県で推奨されてきた品種と比べ、5〜10倍高いとされています。種子の値段が高くなれば、農業をあきらめる人も増えてくるでしょう。種子法の問題については、こちらの「日本の種子を守る会」のホームページに詳しいので、ぜひ見てみてください。
さて、脱線してしまいましたが、大豆を抜いたあとの土からは、元気なミミズたちがうにょうにょ出てきました。大豆をつくると、土がよくなるのでしょうか。ミミズいっぱいの土で、これから何を育てようかとワクワクしてしまいます。
メンバーがゲリラ的に植えた木から、かわいい花が咲いています。冬に向かうこれからの季節にこんなかわいい花が拝めるのはうれしいですね。屋上菜園に足を運ぶモチベーションが上がります。これからますます寒くなりますが、めげずに作物の育ちを支えたいと思います。
⭐︎育成中の作物(菜園ナビ)
⭐︎次回以降の作業
・作物の手入れ(本を参考に)
・大豆と小豆を抜いたあとの土づくり
・ハーブ園の草とり