根っこだけ残していたミョウガが、小さな芽を出していました。冬の間ずーっと、土の上からはまったく何の変化もなかったミョウガ。見えないところで、しっかりと生き、たくましく育っていたのですね。
人間も、そんなものなのかもしれません。生きていると、いいときもあれば、悪いときもあります。沈んでいるようなときも、腐らず、ひたむきに何かを温め、踏ん張っている限り、いつかは芽を出す。そんなことがあるような気がします。
小さな芽でも、その下にあるものを想像するだけで、大きな気づきがある。だから地味でも、土づくりはやめられないのですね。
さて、作業のご報告です。放っておいているうちにたくさんの実をならしたソラマメ。下に向きだしたものは獲りどきとのことなので、どんどん収穫していきました。でも、さやを開いてみるとまだ実は小さかったです。ちょっと早かったかな。
そしてイチゴ。秋に苦労して株分けをしたかいがあって、たくさん小さな実が赤く実りました。すでに虫や鳥に食われはじめているものもあったので、慌てて人間さんも収穫させていただきました。小ぶりですがしっかり甘い。努力が甘く実るって、幸せ。
雑草ランドのハーブ園化計画は、しつこく、しつこく、続けています。ハーブ以外の草をもぎとり、余った花の種を植えるなどをしています。夏から秋に花を咲かせるよう、部分的に土を耕し、ヒマワリとコスモスの種を植えました。
そして、苗植えの準備。秋に種から植えたものはほとんどダメになったので、まずは苗を育てるべく、スイカ、メロン、ゴーヤは種をポットに入れて家に持って帰ることにしました。ゴーヤは、野菜からとった種と、いただきものの在来種の種の2種類です。大事に、大事に、育てようと思います。
春の苗植えは、段階的にする予定です。第1弾の5月13日に植えるのは、トウモロコシ、ナス、サツマイモ、ミニトマトです。ミニトマトはいまタマネギが植わっているところに植える予定だったのですが、タマネギがまだ収穫できそうにないので、植えるところはまた考え直さないといけないですね。
ちなみに、こちらが夏の畑予想図です。うまくいくと、かなり賑やかなことになるかと思うと、やる気が出てきますね。
ポテトチップスの原材料のジャガイモが洪水の影響で不作になっていることがニュースになっています。これから地球温暖化による気候変動の影響が深刻になってくると、こういうことが増えてくると思います。いくらお金を持っていても食べ物が買えなくなる時代が来る、なんていうと大げさですが、自給率の低い日本で生き延びるために、少しでも自分たちで野菜を育てる力をつけていきたいと思います。収穫物はおまけでしかなく、都会にいながら農力を高められることこそが、四日野小ガーデンの醍醐味なのではないかなあ。
そう考えると、ただただ土に触れているだけで満足していてはもったいない。苗植えの前に、これから植える作物の育て方を、しっかり予習しておこうと思います。
⭐︎いま育てている作物(菜園ナビ)